マリッジブルーとは？原因・克服方法は？
多くの新婦さんが陥るマリッジブルーとは？
マリッジブルーとは、簡単に言うと、結婚を控えた時期に感じたいろいろな不安や不満が原因で、心やからだの不調を感じている状態を指します。
基本的に新婦さんがなることが多いマリッジブルーですが、実は新郎や家族など、周囲の人々も同じようにマリッジブルーを感じることがあります。
結婚して夫婦になるにはいろいろな手続きが必要になりますし、周囲の環境も変わりますよね。準備や手続きの複雑さや大変さを実感するほどに不安が増していくのは男性も女性も同じ。まずは気分が落ち込み、次いで体調にも変化が表れ始めるのです。
家族からすれば、子どもがいよいよ本当の意味で独り立ちすることが寂しく、また不安や葛藤に苛まれることもあります。
結婚は夫婦間のプライベートなものではありますが、関係が変わった結果周囲にもいろいろな影響を及ぼします。女性だけではなく、男性も家族も、自分や身近な人の結婚を控えた人なら誰にも起こりうるのがこのマリッジブルーなのです。
マリッジブルーの原因
マリッジブルーの原因はいろいろありますが、主なものとしては「結婚式や入籍に関する準備への焦り」「環境が変化することへの不安」「パートナーや家族への不満や不信感」などが挙げられます。
結婚式や入籍に関する準備への焦り
新郎新婦のほとんどが、結婚式は初めて経験するはず。長い人生の中でもそう何度もすることではないですし、思い入れも強い方が多いですよね。
とはいえ初めてのことですから、不慣れな準備が山積みで、結婚を決めてからずっと忙しく過ごしているという方もたくさんいるかと思います。
忙しくてもスムーズに準備を進められている間はいいのですが、ときにはつまずいたり、上手くいかなかったりすることも出てきますよね。それまで一生懸命がんばってきた分、ちょっとつまずいただけで急に焦りや不安がふくらみはじめてしまう人が多いのです。準備の大変さ、そしてそれを全てこなさなければいけない焦りのために、結婚そのものに対してネガティブな気持ちになってしまう、という方も少なくありません。
環境が変化することへの不安
結婚すれば、周囲の環境が大きく変わります。これまでと同じように働けなくなることもありますし、そもそも夫婦ふたりでの暮らしに慣れていなければ本来リラックスできるはずの自宅での時間も心安らげないものになってしまうかもしれません。夫婦になるほど親しい相手であっても、生活リズムの違う他人と暮らすのはとても大変なこと。場合によってはストレスの方が大きくなってしまうのです。そうしてストレスフルな生活になることへの不安や、お金や時間を自由に使えなくなることへの不安が強く憂鬱になってしまう人が多いです。
パートナーや家族への不満や不信感
結婚式は、夫婦ふたり、そして家族の意向を反映させながら作り上げるものです。
みんなで同じ方向を向けていればいいのですが、ときにはパートナーや家族と意見が食い違うこともありますよね。話し合いで解決したつもりでも、どこかにわだかまりが残り、それが不満や不信感となってネガティブな感情が強まってしまうのです。
結婚式の準備という大変な作業を一緒に進めることで、パートナーや相手家族との価値観の違いなどを実感し、これからの生活が不安になってくる……ということもありますよね。
マリッジブルーの克服方法
マリッジブルーは誰にでも起こりうるものです。避けたいと思っていても、避けられるとは限りません。
もしマリッジブルーになってしまっていると自分で感じたら、憂鬱な気持ちを克服するためにも、まずは何が原因かをはっきりさせるところからはじめましょう。原因がわかれば根本的な問題を解決できますし、そうなればマリッジブルーもずいぶんと軽減されるはず。自分の不安や不満と向き合い、何が原因かを見つめ直してみましょう。
原因がはっきりしたら、今度はパートナーや家族とその問題についてちゃんと話し合ってみましょう。いきなり当事者どうしで話すのはハードルが高いという場合には、友人や他の家族など、親しい第3者に相談してみるのもおすすめ。たとえ解決はしなくても、話すだけで幾分すっきりします。その後パートナーと話し合うときに向けて、自分の思考を整理するのにも役立ちますよ！
話し合ってもなお憂鬱な気分が晴れないときには、パートナーと恋人どうしとして過ごしてきた中の楽しかった思い出などを振り返りながら、不安なものではなく楽しい未来を想像してみてください。
そして、もしどうしても嫌だというときには、婚約はいつでも解消できる、結婚をやめてもいいということを思い出しましょう。少しドライにも感じますが、「逃げ道はちゃんとある」と認識するだけで気持ちはとても楽になります。
マリッジブルーは、基本的には時間とともに軽減され自然と解決されるものです。あくまで一時的なものだと割り切って、深刻に考えすぎないよう意識することが大切。
どうしてもつらいときには一旦結婚のことはおいておいて、仕事や趣味などに打ち込んでみるなど、自分の気持ちを楽にすることを最優先して過ごしましょう！