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両親への結婚挨拶マナーを解説!服装・手土産・流れなど

ご両親への挨拶

それぞれの両親への結婚挨拶は、改めて結婚を認めてもらうための大切なもの。たとえ既に結婚相手の両親と顔見知りであったとしても、きちんとしたマナーが求められます。
服装や手土産、どんな流れで話を進めればいいのかなどなど、人には聞きにくい結婚挨拶のマナーをご紹介します!

結婚挨拶の際の流れ

当人同士で結婚しようと決めたら、次はそれぞれの両親へ挨拶に行きます。
前もって、一般的なマナーをきちんと把握しておきましょう。結婚の挨拶は、まずは女性側の両親へ挨拶しに行くのが一般的とされています。
両親としても出迎える準備などが必要ですし、挨拶に伺う側の礼儀として2週間前には日程を調整し連絡するようにしましょう。
女性の方から事前に何の要件で訪ねてくるのか簡単に伝えておけば、両親の心の準備がしやすく、挨拶当日もスムーズに事が運ぶはずです。

①玄関先での挨拶

待ち合わせなどは約束の時間より少し早めに行くのがマナーですが、自宅を訪ねる場合はその逆で、約束の時間から2分から5分ほど遅れて到着するのが良いでしょう。
外で会う場合と違い迎える側にも準備が色々とありますので、早めに着いてしまうと失礼に当たる場合があることも覚えてておきましょう。かといって遅刻しすぎるのも当然良くありません。なんらかの理由で5分以上遅刻してしまう場合にはきちんと連絡を入れるようにしましょう。
コートは玄関前で脱いでおきましょう。傘を使っていた場合はそれもたたんでおきます。服装や髪等の身だしなみを確認して、携帯電話が突然鳴らないようマナーモードに設定してからインターホンを押します。
玄関先でも簡単な挨拶をすることになりますが、まずは女性側の両親を紹介し、その後に男性を紹介してもらうというのが一般的な流れになります。 紹介してもらったら、自己紹介と挨拶を述べましょう。「中にどうぞ」と招いてもらったら、前を向いたまま靴を脱ぎ、玄関に上がってから靴の向きを変えて端の方に寄せて置きます。

②手土産を渡そう

結婚の挨拶のようにきちんとした自宅への訪問では、ちゃんとした手土産を持参します。手土産は、伺う家の近所で購入しないようにしましょう。
事前に、パートナーに確認するなどして、両親の好きなもの、家族みんなで食べられるものなどを用意するようにしましょう。特にお菓子などは個数が家族の人数分に足りないとよくありません。家族の人数とお菓子の個数はちゃんと確認しておきたいですね。
手土産は玄関先などで差し出すのではなく、部屋に通されて一度きちんと挨拶をした後のタイミングで渡しましょう。

③歓談

結婚の挨拶に行くと、部屋へ通されたらすぐにも結婚の話題を持ち出さなければいけないような気になるかもしれません。実際には、最初は趣味や仕事、パートナーのこどもの頃の話など、結婚とは直接関係ない話題で場を和ませおくのがマナーです。
席に着いたら改めて自己紹介と挨拶をし、その後は当たり障りなく盛り上がれる話題で、結婚を切り出しやすい和やかな雰囲気作りをします。
ご両親の趣味などはそれぞれですし、盛り上がる話題なら基本的にはなんでもいいのですが、宗教や政治の話、自慢話やわざとらしいお世辞などは避けましょう。
席に着く際には、上座を勧められても一度は断ることも覚えておきましょう。重ねて勧められた場合にはお礼を言って上座に座ります。またお茶やお菓子についてもすぐに飲んだり食べたりはせず、勧めてもらってからお礼を言って口にするのがマナー。緊張しているとうっかり忘れがちなので気をつけましょう。

④結婚申し込み

色々なおしゃべりをしてある程度打ち解け、場の雰囲気が和んだら、男性側から結婚の話題を持ち出します。女性側の両親へ挨拶へ行くときだけではなく、男性側の両親へ挨拶に行く場合にも同様に男性の方から話題を切り出します。
注意したいのは、歓談していた流れからそのまま結婚の話題に入るのではなく、気持ちと話題を切り替えて改めて挨拶するという点です。座布団に座っている場合は座布団を外して座り直すと真摯さ・誠実さが伝わりやすいですね。

⑤退出・帰宅時のお礼

今回訪ねたのはあくまで「結婚の挨拶」が目的なので、その話がひと段落ついた時点で長居はせずにさっと立ち去るのがベターです。話の兼ね合いなどもありますが、長さとしては2時間ほどを目安に男性側から帰る旨を切り出しましょう。
部屋を退出する際には、きちんと自分の席を整えてから立ちます。洋室の場合は椅子から立ち上がって、和室の場合は座布団をはずした状態でお礼を述べ、それから退出するようにしましょう。
帰宅後は、その日のお礼を改めて電話で伝えましょう。結婚の挨拶が済んでからもパートナーの両親と顔を合わせることは多いですから、結婚のことなど今後も相談させていただきたいということもふまえてお礼と挨拶をするのがベストです。帰りが夜遅くなってしまったら、翌日の午前中など常識的な時間に改めて連絡を入れるようにしてください。
より丁寧なやり取りが必要な場合には、電話だけではなくお礼状で感謝の気持ちを表すのもおすすめです。 2、3日中にはがきに手書きでお礼のメッセージを添えて送りましょう。

結婚挨拶の時はここに気をつけよう!

服装・身だしなみ

たとえ普段から親しくしている間柄であっても、結婚の挨拶はとてもフォーマルな場です。
そのため、服装や身だしなみにも一定のマナーがあります。男性はスーツスタイルで良いですが、女性にはより細かいマナーが。ひとつずつ見ていきましょう!

彼の挨拶の服装
彼女の挨拶の服装

フォーマルで上品、清潔感のある服装として、結婚の挨拶の際にはワンピースやスカートタイプのスーツがおすすめです。膝が隠れる丈で袖もあるシンプルなワンピースや、女性らしい優しい印象のあるカラーのスーツなら結婚の挨拶という場にもぴったりです。
服の色合いとしては、できるだけ原色や黒、柄物といった派手なものは避け、季節感のある爽やかで優しいカラーがおすすめです。
特にベージュや淡いパステルカラーなどは女性らしさ・上品さなどを演出してくれるおすすめの色合いです。夏らしさ・冬らしさを感じられる色と組み合わせてみてください。
スカートの丈は、椅子に座ったり和室で正座したりすることを踏まえて膝のあたりが隠れるものを選びましょう。またタイトなスカートだと座った際に上へずれて丈が短く見えてしまうので要注意です。
髪型やメイクについても、服装同様に上品で控えめ、清潔感のあるスタイルがベストです。 髪の長い人はきちんとまとめるのが基本。髪を何度も触って整えなくても良いようにしっかりまとめておきましょう。
ヘアアクセサリーも、服装に合わせて優しい印象を与えるものがおすすめです。パールのついたもの、柔らかい素材を使っているヘアクリップ等、女性らしさと控えめさが両立しているものを用意しておきたいですね。
メイクについては、当然ながらナチュラルなものが基本です。アイシャドウやリップグロスなど、色味が派手だとすぐに目立ってしまうものは特に意識してナチュラルなカラーを使ってみてください。

手土産

自宅を訪問する際にはなんらかの手土産を持っていくというのがマナーです。
これまでパートナーの両親とちゃんと会ったことがないという場合はもちろんですし、既に親しく付き合っているという場合でも改めて結婚の挨拶をするということできちんと手土産を持っていきましょう。
話題の糸口にもなりますし、ご両親の好きなものを用意できれば場の雰囲気もぐっとよくなります。 手土産は相手の両親が好きなものを選ぶのが基本ですが、例えば「家族みんなで食べられるもの」「自分のことを知ってもらうきっかけになるもの」など、また別の面から選んでみるのもおすすめです。 パートナーの両親や家族の好みに合わせた洋菓子・和菓子などが一番無難な選択肢ですが、例えば自分の故郷の名産品や有名なおみやげものなどを用意すれば、会話のきっかけとしてもとても便利。
お酒が好きなのであれば地元の有名な地酒など持っていくのも良いですよね。 手土産にも色々ありますが、基本的には贈った相手が喜んでくれるものを、という選び方で問題ありません。訪ねる自宅近くの店など、近場で済ませたのがすぐにわかってしまうものだけ避けておきましょう。

上座・下座、言葉使いなど一般的なマナー

上座・下座について

部屋に通してもらって席につく際、上座を勧められても一度は断り下座につくのが基本的なマナー。さらにもう一度上座を勧められたら、きちんとお礼を言って座らせてもらいましょう。
言葉使いに関しては、丁寧に話していればそれで基本的には問題ありません。ただ結婚の承諾を求める際など、言い方によっては「娘(息子)は物ではない」と反感を買ってしまうケースも。丁寧な言葉使いを意識しておくのは必要なことですが、後は自分の言葉で向き合えるよう事前に挨拶の内容を確認しておきましょう。結婚の話題以外でも、きちんとした挨拶とお礼は欠かさないよう注意です!
結婚の挨拶だけなら数時間ほどで終わりますが、時には流れで食事を楽しむことになったりもします。そんなときのために食事中のマナーについてもおさらいしておくのがおすすめです。

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